アガーセントバザーがお届けする香りについて 〜香油、濃縮香水、練り香水の違い〜
パフュームオイル(香油)とは
日本ではまだまだ馴染みの薄い「香油」ですが、アラブ地域では遥か昔から使用されてきました。「香水」との一番の違いは、アルコールを使用していないこと。天然原料から生まれた澄んだ香りは、香油ならではの美しさです。また、香りをとばすアルコールが入っていないため、持続性が高いのも特徴です。
オイルの粘度は、香油の品質を表します。粘度が高ければ高いほど、それだけピュアで純度の高い香油ということになります。
香油の歴史
その歴史は非常に古く、紀元前3000年頃に始まったとされる古代エジプトの時代から使用されてきました。世界三大美女の一人と呼ばれるクレオパトラも、自らの美貌を引き立てるためのアイテムとして香油を愛用していたそうです。
"perfume"(パフューム)の語源は、ラテン語の"per fumum"(煙を通して薫ずる)という言葉であると言われています。煙と共に香りが天に昇っていく様子から、香料は神聖なものとして扱われ、宗教的な目的として多く使われました。また、非常に希少で価値が高いものであったため、当時は王族など特権階級だけに許された権威・贅沢の象徴でもありました。
アター(イトゥル)とは
香油は、中東諸国やアメリカ、及びヨーロッパ圏で「アター」「イトゥル」とも呼ばれています。
アター…花の花弁から水蒸気抽出法を使用して抽出した香油全般のこと。種類によってはエキゾチックな木々や他の植物、そして果実からも抽出されたものも指します。時間をかけて抽出された香油(高品質のものでは抽出に数週間かけるものも。)は、サンダルウッド(白檀)のオイルとブレンドされます。
中東の国々で非常に人気が高く、アラブ諸国ではアターをつけていない人の方が珍しいとされるほど、身だしなみの一部となっています。
Sharif La Rocheのオリジナルブレンド
アガーセントバザーの調香師Sharif La Rocheは、エキゾチックな魅力溢れるアターに、香りの大国フランスを中心としたヨーロッパ発の香料と、アジア、中東、エジプトなどに古くから伝わる沈香油をブレンドし、独自のフレンチアラビアンスタイルを作り上げました。
ピュア香油(1種類の香りのみを使った香油)から、様々な香油をブレンドした「ムカハレット」と呼ばれるブレンド香油まで豊富に取り揃えております。
また、「アンバーグリス」や「ピュアムスク」といった世界的に希少価値の高い香油もご用意しております。日本国内での扱いは当店のみ!という香りも多々ございますので、是非お試しください。
なお、香油は成分が強い(濃度が高い)ため、数滴肌に乗せていただくだけで十分に香ります。アロマオイルとして薄めて使用していただいても、お部屋全体を包みこむように良く香ります。
また、直接肌につけたくない場合は、ハンカチなどにしみ込ませてお持ち歩きください。※香油によっては衣服や布地に色がつく場合がありますので、ご使用の際はお気をつけ下さい。
パフュームスプレー(濃縮香水)
アガーセントバザーのパフュームスプレー(濃縮香水)は、天然のピュアオイルを高濃度に配合した、上質な香水です。通常のオードパルファムに比べ、香りが長く持続します。ご使用方法は、通常の香水と同じです。肌や髪、洋服などお好きな場所にひと吹きしてお使いください。
ソリッドパフュームクリーム(練り香水)
当店の練り香水は「天然香料」、「天然シアバター」、「ビーズワックス」のみを使用した極めてナチュラルなクリームタイプの香水です。※アルコール不使用。
練り香水はスプレータイプと違い拡散性が低いため、オフィスや人の多い場所でも気軽にお使いいただくことができます。
また、香油や香水と重ね付けして、テクスチャーの異なる香りのコンビネーションをお楽しみいただくこともおすすめです。深みと広がりを増した、新たな香りの世界が広がるはずです。
ご使用時には、指先で優しく撫でて適量をお使いください。持ち運びにも便利なポケットサイズですので、お好きな時にお好きな場所で香りを楽しんでいただけます。
※練り香水のケースは、プラスチックケース、木製ケース、インディアンLAKHボックスなど各商品により異なります。